2006/10/09 22:34:24

◆中華麺(太麺) 500円
◆えいけん的ランク:"B"
◆またもや唐突ですが、おいらは”廃墟”が大好きです。いわゆる”遺跡”とゆー歴史的経過の長いレベルのもんではなく、町内にひとつはありそーな、誰も住んでないオバケの出そうな古い家ってあるやないですか。あーいうやつです。
埃まみれの壁や床に降り注ぐ光のカーテン、儚げな調度類・・・。かつては人が暮らしていた頃を否応なしに想像してしまう、そんな廃墟に昔から憧れに似た気持ちを抱いていました。推理小説家、綾辻行人氏著作の『黒猫館の殺人』に出てくる”とある”屋敷(ネタバレになってまうので詳しくは書けませんが)が、話の中で”時間”を錯覚させられてしまうほどの見事な描写で、おいらの廃墟に対するイメージとぴったり重なります。
かつて自分が住んでいた家や、転々としてきた街、そして現在いる場所も含め、数十年後には美しい廃墟に変わっていくんでしょーか。とはいえ、このせわしない日本ではそれすらも叶わないものかもしれませんが。
さて今回は江川亭です。随分昔に甲州街道あたりにあったお店のような記憶があるんですが(曖昧)、東村山で発見したのでさっそく。太麺・細麺が選べるんですが、味付けは恐らく濃い目だろうと踏んで、太麺をオーダー。トッピングはせずにスタンダードなものを食べることにしました。
とんこつが下に沈殿して上部分は透明な(でも背脂は浮いてますが)スープはニンニクの風味が強い、意外なすっきり醤油味です。麺はコシがあって、恐らくこっちにもニンニクが練り込まれているんやないかと思います。ちょっと固めでずぞーってな感じで箸が進むね。トッピングはチャーシュー、メンマ、もやし、海苔。どれも麺・スープと相性がいいです。ここのらーめんって、昔吉祥寺で食べたかの有名な『ホープ軒』に似てる気がしました。ここまでニンニク効いてませんでしたが。あ、そーいう意味では『二郎』にも似てるかな。ずっと大衆的な感じやけどね。
◆東村山駅の東側に並列してる府中街道を所沢方面へ1.5km程進んで、所沢街道に分岐するT字路の左側。いつもけっこう混んでます。
住所:東京都 東村山市秋津町3-2/最寄り駅:東村山駅
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